現在、雄翔館内小さな展示室では「御(恩)賜の時計」が展示されています。御賜の時計は軍学校を優秀な成績で卒業をしたものに、天皇陛下から授与されたもので、最高の栄誉とされていました。
その由来は、明治天皇が収集されていた懐中時計を私的な記念品として、帝国陸海軍の大学や帝国大学の優等卒業生に送られたのが始まりとされています。
当初はロンジンやウォルサムなど輸入品が用いられていましたが、明治40年に精工舎で開発されたエキセレントが採用されました。展示中の時計は19セイコウシャプレシジョンの最終版です。
御賜の時計