令和４年５月３０日午後　海原会副会長　太宰信明氏（甲飛１４期）が誤嚥性肺炎のためにご逝去されました。

太宰副会長は、甲飛１４期生として三重海軍航空隊奈良分遣隊に入隊、舞鶴防備隊において終戦を迎えられ、昭和２０年8月復員後はアナウンサーとしてラジオ仙台・日本短波放送で活躍されました。

昭和４３年に開催した、第１回の予科練戦没者慰霊祭から通算３５回にわたり慰霊祭の司会進行を担当され現在の予科練戦没者慰霊祭の形を作り上げて来られました。

最近では海原会行方参与（第５０回慰霊祭以降司会進行を担当）の後見役として、アナウンサーとしての基礎知識を伝授するとともに、慰霊式典ではアドバイザーとして式典進行の時間管理等の役割を担ってこられました。

「今年の慰霊祭が自分にとって最後の慰霊祭となると思うので、なんとしても参加したい」と言っておられましたが、慰霊祭の数日前に入院され帰らぬ人となってしまいました。

コロナのためにご家族も面会が叶わず、お亡くなりになる直前に面会が叶った時には「慰霊祭は無事に済んだか？」と最後まで慰霊祭の事を気にかけていただいていたとのことです。

今日まで、太宰副会長から海原会が頂戴いたしましたご厚誼に、謹んで感謝致しますとともに、ご冥福を心からお祈り申し上げます。

公益財団法人　海原会

理事長　　安井　剛

名誉会長　小林　和夫

（他役員一同）