海原会について

お知らせ

2016年01月01日

理事長 年頭のご挨拶

新春を寿ぎ 謹んで お慶び申し上げます。

  会員の皆様には、ご健勝にて新しい年をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。 皆様のお蔭をもちまして、昨年は会の目的である戦没予科練の慰霊と顕彰のための活動を、着実に推進することが出来ました。特に、昨年は、約40名のご遺族や一般の皆様が会員として入会して戴き、我々予科練同窓生の高齢化に伴い縮小傾向にあった、海原会の未来に一筋の光を見たような気がいたします。 さて前年、終戦70年という節目の年を平和のうちに迎えることが出来ました。然しながら、多くの予科練の先輩や同窓生そして後輩が、その一命に代えて守りとおした平和日本を取り巻く環境は、決して予断を許す状況になく周辺国では自国の国益のためにそれぞれ独自の主張と、それに基づく行動をとり続けてきた一年でした。 日本国内においても安全保障に関する法律が改正され、日本国民の多くが国の在り方や国防について関心を持ち、議論ができる環境が醸成され、約一万九千名の予科練同窓が散華した真の意味を今こそ私達会員一人一人が真剣に考えるべき時であり、その事こそ散華された戦没者の慰霊にも繋がることです。 私、昨年卒寿を迎える事ができました。この様に後期高齢域に達した予科練同窓生達ですが、海原会を一日でも長く存続させ、慰霊事業を続けることが、私達に与えられた責務と信じ、近く後任にその役目を引き継ぐその日まで「豫科練魂・海軍魂」を発揮して頑張って参りたいと思います。 会員皆様のご健勝と、ご家族ともども、ご多幸を役員一同心から祈念しまして年頭のご挨拶と致します。
理事長挨拶

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